17世紀イタリアの人体図像集

publicdomainreview.org パブリック・ドメイン・レヴューを見ていたら、とても楽しいコーナーがあったのでメモ。1620年代に出版された画像集が、まるで20世紀のキュビズムの作品のようであるとのこと。これはイタリアの画家であるジョヴァンニ・バッティスタ…

久しぶりの庭仕事

一つ仕事をして、次の仕事には少し余裕があって、週末はゆっくりして、庭仕事も少しした。ヴィオラの正統派世代が本格的に咲き始めたこと、ダッチ・アイリスが咲き始めたこと、クロモジが咲き終わりの状態になったこと、ドウダンツツジもまだ咲いていること…

レバノンの人骨と十字軍の移民とDNA

待っていた土曜日のエスプレッソ。今日も面白くて、一番面白いのはレバノンの人骨の話である。十字軍は11世紀にはじまり、200年間くらい継続した。かつての伝説であると、ヨーロッパ人がそこに移民したとなっているが、その証拠が見られないため、否定されて…

『フィレンツェの悲劇』と『ジャンニ・スキッキ』

新国立劇場でアレクサンダー・ツエムリンスキー『フィレンツェの悲劇』とプッチーニ『ジャンニ・スキッキ』の二つのオペラを連続して上演する「ダブル・ビル」の上演を観た。ダブル・ビルの上演を観ることは初めてである。ツェムリンスキーという作曲家の名…

ウェルカムの新しい展示ー煙と鏡と魔法の心理学の20世紀

wellcomecollection.org ウェルカム・コレクションの新しい展示は、19世紀から20世紀にかけて、魔法と心理学がさまざまなメディアで合体した様子を示したもの。面白そうだから、すぐに本を買っておいた。 私は55歳なので、町で魔法の展覧会だとか、そういっ…

憲法9条について

www.economist.com 憲法9条を改正するかどうか。ものすごく難しい問題だと私は思っている。おそらく多くの人たちがそう考えていると思う。エコノミストが、賛成するかどうかは別にして、良い記事を書いている。自衛隊は現在の憲法に合わず、防衛だけに集中し…

17世紀ロンドンの錬金術医師

少し大きな仕事を終えて、久しぶりに普通の一日が始まった。しばらく対応できなかったメールの記事を読んだりメモしたりするルーティンの仕事で一日が始まる朝である。 今日は 数日前のDNB の記事で、錬金術医師であるFrancis Anthony (1550-1623) . ロンド…

HIV で SCID (重症免疫不全症 Severe Combined Immunodificiency Disease, 俗称バブル・ボーイ症)を治すこと

www.bbc.com BBC の記事から非常に面白い記事。HIVを用いて「重症免疫不全症」という疾病を治すことが始まったという。この病気は、子供が出産した瞬間に免疫の能力がいっさいないことが発見され、すぐに隔離するプラスティック製の大きな空間に写される。男…

韓国での中絶禁止令が廃止へ!

www.bbc.com いつもの無知ですが(恥)、エコノミスト・エスプレッソや BBC などで一斉に報道されたニュース。韓国では1953年に作られた法律で、中絶が禁止され、妊婦と医師の双方が罰せられていた。それが、2020年末までに新しい法律を作って、このルールを…

藤原新也『東京漂流』とコレラとハンセン病

私の青春の写真家というのは藤原新也である。私にとって写真というのは、高校で写真部に入って少し撮っただけで、全然発展しなかった趣味である。それでも大学に入っても時々写真の雑誌を見ていた。その中で藤原の作品にはいつも引き付けられていた。留学し…

慶應義塾・日吉キャンパスにて文理連接のシンポジアムが始まります!

igakushitosyakai.jp 慶應義塾大学・日吉キャンパスの教養研究センターの基盤研究である「文理連接プロジェクト」が2019年の4月から始まります。医学史、生命科学論、医療経済学、医療と文学、歴史の中の医学と生命など、多様な分野から医学・医療と生命科学…

アトリと集鳥と花鷄とbramblingとbramble とbrandling(笑)

日本野鳥の会のデスクカレンダーの3月の鳥はアトリ。冬鳥として渡来。秋には群れを作って山地の林で木の実をたべる。春先には広い耕地に出現。地上で草の種子や穀類をたべる。年によっては何十万羽という大群が渡来して、人々がその大きな群れに驚くという。…

二十四節気・清明

立春ー雨水ー啓蟄ー春分を経て、次は清明。太陽暦だと4月5日くらい。清明の節気には、春のうららかにして、万物が若々しい季節を表す。8月の節気である白露(びゃくろ)と並んで美しい言葉である。万花咲き、温風頬を撫で、人々は楽しく郊外で遊ぶのがこの頃…

『ジェンダーと生政治』を頂きました!

坪井秀人先生が編集された『ジェンダーと生政治』の論集。松原先生や美馬先生など、一流の学者たちによる執筆。拝読いたします! 松原洋子先生からいただきました!

エコノミスト・ココア続報(笑)

4月1日のエコノミスト・エスプレッソで広報された、新しい仕掛けのエコノミスト・ココア。新しいエディターが記事を読んでいるうちに寝てしまい、始められなかったので、2020年の4月1日まで延期するとのこと。やっぱりそうですか(笑) 実佳と話していて、や…

那須敬先生から『イギリス革命と変容する<宗教>』を頂きました!

東京基督教大学の那須敬先生。優れたイギリス史の研究者です。宗教が世界と生活のどこにどう影響を与えるかを考えること、読み直してみようと思います。ありがとうございました! 那須先生のご著書。表紙の絵が逆転しているのはなぜなのか。読んで答えを見つ…

私立精神病院の記録とアーカイブズ

igakushitosyakai.jp 日本の精神病院の記録。紹介されると驚くほど多くの病院で残っています。ことに患者の症例誌がよく残っています。それに関して、研究者が組織的な研究をして的確な像を描き、人々がその発展を理解して議論して、現在と未来の方向を議論…

ハリントン先生の新著 Mind Fixers

historypsychiatry.com 20世紀後半のアメリカ圏の精神医学の世界で起きていることと、世界の他の部分で起きていることの関係がよく分からない。アメリカでは(なぜか)フロイト派の大きな運動が起きて1960年くらいまでは席捲したこと。それに対する激しい反…

エコノミスト・ココア(笑)

エコノミスト・エスプレッソ。正直に言って、私がニュースを仕入れているのはだいたいこちらである。もちろん本式の記事を紹介するメールもあり、時々その記事を読むが、仕事がたくさんあると、エスプレッソを読むだけになる。 今日のエスプレッソでは、エコ…

済州島 (さいしゅうとう、チェジュとう)と性の博物館

www.bbc.com BBCより。韓国の済州島(チェジュ島)に、性に関する博物館が別個に二つできたというニュース。3分間のビデオは、韓国だけでなく、中国、日本、インド、西欧の性にかかわる展示をしている様子を示している。性の博物館もグローバルになったので…

イタリアン・バロック音楽の世界

静岡に「イタリアン・バロックの世界」がやってきて、17世紀に活躍したサラチーニという作曲家の歌を中心にしたコンサート。もちろん私は名前を聞いたこともないです(涙)歌詞もきちんと訳されている。男が女に愛を捧げる歌で、それがどのような意味である…

総研大ワークショップ

総研大で開かれたワークショップ。日本と外国の研究者の協力で、日本の科学者像の成立を主題にする、とても面白い学会でした。 Michael Gordon の視点を使ってエスペラント語を用いようとした日本の科学者の話題、桜井譲二が「理学」という言葉を考えたこと…

キジとツバメとイソヒヨドリ

金曜日と土曜日は面白い仕事が続いたが、さすがに疲れて、夜は泥のように眠った。 今朝は家で朝ご飯を食べて、庭でコーヒーを飲みながら、ネコと過ごした。春の陽気が空間に満ちていくようないい雰囲気で、田んぼの景色を見ていた。キジは、数日前にメスも見…

フランスのランスのルーブル博物館のホメロス展

https://www.louvrelens.fr/en/exhibition/homer/?tab=exposition エコノミスト・エクスプレスの土曜日の記事。今日はフランスのランスにランス・ルーブル美術館があり、そこがホメロスに関する展示をしているとのこと。ホメロスの作品にインスピレーション…

ヨーロッパの文化の通史?

2019年度には歴史の一般教養は History of the Body 1 と History of the Body 2 になります。身体の歴史というのは何を扱うのか、やや難しい主題ですが、人々が身体の様々な機能を政治・経済・社会・文化の中に組み込む歴史を語って、それぞれの時代と地域…

鉛の被曝の長期的な影響

https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2729713?guestAccessKey=e2812f56-1fbe-46dd-9183-0bf8e5f49a67&utm_source=silverchair&utm_medium=email&utm_campaign=article_alert-jama&utm_content=olf&utm_term=032719 https://jamanetwork.com/j…

湿地の自然

https://www.wbsj.org/join/join-and-changes/yacho/ www.wbsj.org 日本野鳥の会。今回は『野鳥』も Toriino もどちらも面白い。『野鳥』では「都市の湿地」と題された記事がとても面白い。高田雅之先生という方で、北大の農学部で学んで、現在は法政大学で…

かびくさいメアリー

Typhoid Mary (腸チフスのメアリー)は、20世紀初頭のニューヨークで数十年も隔離された女性、Mary Mallon である。アイルランドからの移民で、調理をしていた。中産階級・上流階級の家で採用されるが、腸チフスの保菌者になってしまい、コンスタントに腸チ…

ヴィオラの世代交代

昨日は日吉で英語セミナーの仕事。若手の学者たちがしっかりとした研究をして、英語で水準が高い報告をして、コーネル大学のマカリ先生からも素晴らしいコメントが来た。 その疲れもあって、今日はゆっくりしていたら、ヴィオラの若い苗が花を咲かせ始めた。…

朝のキジの声と姿

今年の春はキジが目の前の田んぼで活躍している。そのあたりの空間いっぱいに響く囀り。田んぼの畑部分を楽しそうにつついている鳥です。囀るのはオスですが、メスはいるのかしら。家の庭では原種系のチューリップが鉢で咲いています。 姿を見せたキジ 畑で…