Entries from 2008-04-14 to 1 day

『嵯峨野明月記』

出張先の空港のロビーで辻邦生『嵯峨野明月記』を読む。中公文庫版。恥ずかしながら、私はこの作品を読むまで知らなかったのだけれども、日本の書物の歴史において、「嵯峨本」と称されている、17世紀の初頭に刊行された一連の豪華美麗本があるという。本阿…