Entries from 2010-03-16 to 1 day

『神経病時代』

必要があって、広津和郎の『神経病時代』を読む。昭和26年発行の古くて壊れそうな岩波文庫で読んだ。もともとは大正6年に『中央公論』に発表された筆者の文壇処女作。大正二年に早稲田大学を卒業して東京毎夕新聞の記者として働いていたときに書いた作品であ…