2013-10-26から1日間の記事一覧

「生きる価値がない生命の破壊」―英訳 Kindle 版をチェック

Karl Binding and Alfred Hoche, Allowing the Destruction of Life Unworthy of Life: Its Measure and Form, translated by Cristina Modak (2012) http://www.amazon.co.jp/Allowing-Destruction-Life-Unworthy-ebook/dp/B00AR34GZA/ref=sr_1_2_bnp_1_kin…

ニュルンベルクのナチスの医師たちの裁判

Pross, Christian, “Nazi Doctors, German Medicine, and Historical Truth”, in George J. Annas, Michael A. Grodin eds., The Nazi Doctors and the Nuremberg Code: Human Rights in Human Experimentation (Oxford: Oxford University Press, 1992), 32…

日本の戦犯の減刑について―日暮『東京裁判』より

日暮吉延『東京裁判』(東京:講談社, 2008) 戦犯に対して、裁判を行い、刑を確定したたのちにこれを赦免することは、アメリカの戦犯を裁く計画の一部であったため、ドイツでも日本でも早くから戦犯の赦免が論じられてきた。1949年の12月にマッカーサーは善…

BC級戦犯―林博史の新書より

林博史『BC級戦争裁判』(東京:岩波新書、2005) BC級戦争裁判についての書物から要点をメモ。 ポツダム宣言が捕虜虐待の戦争犯罪人に対する厳重な処罰を予告していたこと。1945年の10月には山下奉文中将が占領地での虐殺などの罪に問われて死刑、1946年の1…

泉鏡花「三人の盲の話」

泉鏡花「三人の盲の話」 鏡花全集第14巻に収録された短編。明治45年の作品。深夜に女の家に急ぐ途中で、四谷の谷底の坂道を上っているときに、辻で三人の盲に会って「女が自分の影に取り憑かれて殺される」という話を聞くという物語。影に憑かれるという主題…

ナチスと医療倫理の問題―シュミットの論文から

Schmidt, Ulf, “Medical Ethics and Nazism”, in Robert Baker and Laurence B. McCullough eds., The Cambridge World History of Medical Ethics (Cambridge: Cambridge University Press, 2009) ケンブリッジ大出版局の World History のシリーズは、グロ…