Entries from 2014-11-15 to 1 day

解剖医ハンターの数奇な生涯

ウェンディ・ムーア『解剖医ハンターの数奇な生涯』矢野真千子訳(東京:河出書房、2013) 医学史研究の学術的な進展が、どのように一般人に反映されるかということについての興味深い事例である。どのようにして、学術研究を踏まえ、複雑な倫理的社会的な要…

電波妄想・アダムとイヴの論争

W.B. シーブルック『アラビア奥地行』斎藤大助訳(東京:大和書房、1943) William Buerhler Seabrook (1886-)はアメリカ人で宗教学を学び、世界に散在する原始宗教についての調査報告を一般の人々向けの読みやすい書物にして出版した。ハイチのヴードゥー教…