2015-06-28から1日間の記事一覧

20世紀ドイツの「精神病質」の歴史

Eghigian, G. (2015). "A Drifting Concept for an Unruly Menace: A History of Psychopathy in Germany." Isis 106(2): 283-309. 今年度は感染症の歴史の本を読んで講義ノートを作ったり、あるいは医学史の他の領域の本や論文を読んだりする機会が多かった…

相良知安とドイツ医学の導入について

相良知安について 鍵山栄『相良知安』(東京:日本古医学資料センター、1973) 相良知安(1836-1906)は、佐賀に生まれ、幕末の佐倉順天堂と長崎で医学を学び、藩主鍋島直正の侍医となった。明治2年に若干34歳で新政府の学校取調御用掛に抜擢され、新政府の医…

コンドームの歴史

来週の一般教養の歴史学は、15世紀の末からのヨーロッパにおける梅毒の流行と対策の話をする。もちろん医療と疾病の社会史の話で、梅毒患者を中心とした「不治の」患者を収容する病院の話が中心になるが、そこは梅毒とシモの話だから、コンドームの発明の話…

早川智『ミューズの病跡学 I 音楽家篇』『ミューズの病跡学 II 美術家編』

早川智『ミューズの病跡学 I 音楽家篇』(東京:診断と治療社、2002) 早川智『ミューズの病跡学 II 美術家編』(東京:診断と治療社、2004) 歴史上の著名な音楽家と美術家について、どのような病気にかかっていたか、それが作品にどのような影響を与えたか…