2018-04-13から1日間の記事一覧

中世ヨーロッパのハンセン病隔離とケアの意味

Brenner, E. (2015). Leprosy and charity in medieval Rouen: Royal Historical Society. 中世のヨーロッパにおけるハンセン病者は二つの両極的な側面を持っていた。隔離・他者化と介護・慈善の対象という二つの側面である。私が医学史を勉強し始めたときに…

佐藤元状『グレアム・グリーン ある映画的人生』

これもしばらく前ですが、佐藤元状先生に、ご単著の『グレアム・グリーン ある映画的人生』をいただきました。小説と映画という二つの方法の交錯を考えている書物。私は医学史ですが、写真、映像、症例などのさまざまな方法の作用を考えるようになりました。…

北村紗衣『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近世の観劇と読書』

しばらく前のことでしたが、日吉の研究室で、北村紗衣先生から最初のご単著をいただきました。『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たち:近世の観劇と読書』です。優れた英文学者たちからは、いつも多くを学ばせてもらいました。何か大切な時に、インスピレーシ…

イギリスにおける医学史の発展について

私がイギリスに留学している1989年から1996年という期間は、イギリスにおける医学史研究が非常に急速な発展をした時期であった。1970年代に始まり、現在でも発展が新しい方向に展開している。1970年代には、イギリスの医学史研究はアメリカやドイツよりもず…