2019-09-12から1日間の記事一覧

奥州安達ヶ原と胎児の胆の入手

月岡芳年が1885年に売り出した「奥州安達がはらひとつ家の図」という非常に有名な作品がある。もともとは浄瑠璃『奥州安達ヶ原』の「ひとつ家」のストーリーを浮世絵にしたものである。もちろん、狂気が登場しない他の安達ヶ原のヴァージョンもたくさんある…

犯罪と精神疾患の結びつき

金子準二の書物を読んでいて冒頭の写真を頂くことにした。犯罪と精神疾患を非常に強く結びつける態度である。これは、そのような患者も実際にいたという観察であるが、そうなるのではないかという危機感と、そのような可能性がある人物は精神病院に入れてお…

朝鮮人の移民労働者Bと本所区大平町

朝鮮人の移民労働者。患者Aと患者Bの違いを皆さんに聞くという流れになります。患者Bについての住所地に関するメモをしました。 患者Bは本所区大平町で工場につとめる労働者であった。本所区やその中の大平町については、細かい分析をした英語の書物があ…

中世中国と江戸時代の身体図

尾佐竹, 猛. 刑罪珍書集. vol. 6, 大空社, 1998. 近代犯罪資料叢書. 江戸時代の身体の図の中で身体の表面から内部を描く面白い図があったのでメモ。 もともとは中国で13世紀から14世紀に成立した法医学的な書に添えられた挿絵である。正面からを仰面といい、…