江戸・明治・東京重ね地図

昨日使った二枚の地図は、『江戸・明治・東京重ね地図』というソフトのもの。現代地図と、明治40年ごろの東京の地図と、それから安政三年の江戸の切絵図の三つの地図の間を、自由に行き来して、地名やランドマークを調べることができる。近代地図学に基づいた明治40年はまだいいにしても、安政の地図を現代の地図に重ね合わせるという仕事は、大変だっただろうなと想像する。しばらく前に出た「江戸・東京重ね地図」はちょっと見たことがあったが、それに明治が加わったヴァージョンアップ版が出ていたのを知らなかったので、しばらくの間、明治の古い地図の復刻で、ものすごく小さく印刷されている地名を虫眼鏡で探してコレラの罹患率などを書きこんでいたので、目と頭がくたくたになっていた(笑)

このソフトがあれば、「橋本町」「日本橋松島町」など、すでに格納されている地名の中から選んで「地図表示」をクリックするだけで、どこにあったかわかる。そこが江戸時代には町屋だったのか、武家屋敷だったのかということも分かる。もともと仕事用に購入したのだけれども、この地図で仕事をするのは、それはそれは楽しい(笑)