ザリガー『医者』


ちょっと記憶に残る絵画で、医師を主人公にしたものがあったので。 

描いたのは、オーストリアの画家・版画家で美術教授であったイーヴォ・ザリガー(と読むのだろうか? スペルはIvo Saliger、生没年は 1894-1987) ケース・ウェスタン予備役大学(というのだろうか?)の医学史博物館が所蔵している。博物館のサイトの説明によれば、白血病の妹が第一次世界大戦の末期に病気を悪化させ、スイスの病院に入院するが、1920年4月に死んでしまう。入院中から構想を暖め、20年の6月にはこの作品を完成させた。 裸体で顔を見せていない乙女をつかまえようと、身をかがめている「死」をおしのけようとしている医者の姿が、英雄的に、しかし不安を隠した表情で描かれている。

詳しい説明はこちらです。
http://www.cwru.edu/artsci/dittrick/site2/pics/saliger.htm