昨日記事にした書物を読んだおかげで、すらすらと読むことができた部分が多かった。それに加えて、この書物は学生の試験対策用に書かれたといっても過言でないほど、恥ずかしいほど分かりやすい構成になっている。それぞれの節で福祉国家についてのある学派の見解をまとめ、そらに、その節の内容を数行にまとめたものがある。この第二段階のまとめには、さらにご丁寧なことに囲み線までついて強調されている。
テーゼ1: 福祉国家は産業社会の発展によって生じた<必要>の産物である。
テーゼ2:福祉国家は、産業化という状況において、完全な市民権の獲得を目的として成功した、政治的組織化の産物である。
テーゼ3:福祉国家は、産業的・政治的動員の産物である。福祉国家はまた、資本主義の漸進的な変革を目的とする社会民主主義の政治的な計画の成功をあらわしている。
テーゼ2:福祉国家は、産業化という状況において、完全な市民権の獲得を目的として成功した、政治的組織化の産物である。
テーゼ3:福祉国家は、産業的・政治的動員の産物である。福祉国家はまた、資本主義の漸進的な変革を目的とする社会民主主義の政治的な計画の成功をあらわしている。
・・・というような具合である。