イタリア・ルネッサンスの素描


大英博物館で「イタリア・ルネッサンスの素描」の展示が始まった。幸運なことに開催期間中にロンドンに出張する予定があるから、一生に一度のこの展示にいけるのをとても楽しみにしている。本格的なカタログは注文したばかりだからまだ到着していないけれども、この展覧会のキュレイターの Hugo Chapman が編んだ Italian Renaissance Drawings という小冊子が大英博物館から出ていて、これも素晴らしい。


なお、上記のリンクの冒頭に大きく掲載されている女性の顔の素描はレオナルドだと思った人が多いだろうけれども(私もそう思った)、実はこれはレオナルドの先生のヴェロッキオの素描。微妙な陰影を細かく与えて表情の深みを表現するテクニックは、ヴェロッキオ譲りだったんですね。