パタゴニア紀行

紀行文を読み始めた。文献は、Chatwin, Bruce, In Patagonia, with an introduction by Nicholas Shakespeare (London: Vintage Classics, 2005).

このあいだドイツに行くときに、飛行機の中で中東の紀行文を読んだ。実際に訪れる国や地域の紀行文を読むのが正しいのだろうけれども、何の関係もない地域の紀行文を読むのが、ずれた解放感があっていい。言葉にするのが難しいけれども、間違えた行先の飛行機に乗ったけれども、それでもどうでもいい旅行のような解放感に近いものを与えてくれる。

しばらくしたらまたドイツに行く予定だから、ドイツではない紀行文を読むことにした。今度は、有名なブルース・チャトウィンの出世作であるパタゴニアの紀行文。マリルボーンのTravel books の専門店の Daunt Books で数年前に買った本だと思う。