ジェレミー・グリーン先生の講演会(1月17日)

2013年度の医療・文化・社会研究会の例会のお知らせです。ジョンス・ホプキンス大学で医学史を教えるジェレミー・グリーン先生から、「治療革命再考」と題された講演をいただくことができます。場所は、慶應三田キャンパス、1月17日の夕刻になります。

 

2013年度 医療・文化・社会研究会 例会
Medicine, Culture and Society Seminar Series

日時:1月17日(金)17:00~19:00
Date: 17:00-19:00, 17 Jan 2014, Friday

場所:慶應義塾大学三田キャンパス 南校舎473教室
Venue: Room 473, South Building, Mita Campus, Keio University

発表者:ジェレミー・グリーン(ジョンズ・ホプキンス大学医史学部門准教授)
Speaker: Jeremy Greene, M.D., Assistant Professor, John's Hopkin's
University

タイトル:再訪「治療革命」
Title: The Therapeutic Revolution Revisited

内容予告:20世紀半ば以降の薬理学の急速な発展(例えば、抗生物質の開発と実
用化)は、それまで医師たちが苦闘してきた「特効性のある治療法の確立」とい
う問題に道筋をつける革命的な出来事、つまり「治療革命」であった。しかし、
21世紀を迎えて薬理学の黄金時代は過去のものとなりつつある。「治療革命」と
は何だったのか。ポスト「治療革命」の時代とは何か。これらの問いに、ジョン
ズ・ホプキンス大学医史学部門ジェレミー・グリーン博士が答えてゆく。
Contents: Dr. Jeremy Greene, a historian of medicine at John's Hopkins
University, will talk about "therapeutic revolution" in
twentieth-century United States.  The therapeutic revolution is that the
"revolutionarily" effective drugs, such as antibiotics, changed the
traditional landscape of therapeutics in which doctors had been
incompetent for most diseases.  Dr. Greene will historicize the
revolution.