「医学史の歌」前篇を作ってみました

「医学史の歌」 1900年まで作ってみました。

 

ひとつとせ ヒポクラテスはコスの医者 「誓い」は倫理の起源なり そいつぁ神聖病

 

ふたつとせ フラカストロの「伝染論」 レプラもペストもうつるなり そいつぁシフィリスだ

 

みっつとせ 三つの原質いうならば 硫黄に水銀、塩なるぞ そいつぁパラケルスス 

 

よっつとせ 世に広がるは種痘法 牛痘植えると子は元気 そいつぁジェンナーだ

 

いつつとせ 命は死への抵抗ぞ パリのビシャが申しけり そいつぁ生気論

 

むっつとせ ロキタンスキーの病理学 披いた死体は三万体 そいつぁウィーンだ

 

ななつとせ ナイチンゲールはクリミヤで 手負いの兵士を助けけり そいつぁ看護だよ

 

やっつとせ 病のもとは細菌と コッホとパストゥールが見つけけり そいつぁ炭疽

 

ここのつとせ コレラに対するそなえなら 下水に隔離に検査だよ そいつぁ衛生学

 

 

とうとせ とうとう麻酔に消毒法 外科の進歩も始まった そいつぁ明るいね