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戦争神経症と治療の映像(第一次世界大戦期ドイツ)

授業で映像を見せるので予習。

 

20世紀前半に著名であったドイツの神経学者。もともとはハイデルベルクやベルリンなどのドイツの一流の大学で医学教育を受けた医師・医学者であるが、第一次世界大戦中にドイツ軍の将兵の戦争神経症を診療し、催眠と暗示が有効な治療であると論じて有名になった。これはノンネが短期間フランスに滞在し、パリのシャルコーやナンシーのベルネームなどの治療法からヒントを得たものである。ドイツの医師や精神医学者たちは、初期はこのフランス流の治療法に激しく反対したが、実際に行ってみると効果があり、ノンネの方法は比較的はやく受け入れられた。ノンネが撮影した治療のフィルムがあり、ネット上で見ることもできる。映像には独特の雰囲気があり、初期サイレント映画の巨匠のムルナウやラングの作品のようであると言われている。『ノスフェラトゥ』や『メトロポリス』を思わせる動きというのは確かにある。また、これはポール・ラーナーのコメントだが、ノンネと患者の間にはある種の fluid があり、18世紀末のメスマーのメスメリズムを思わせるという。

 


Treatment of Hysteria in WWI