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初期オペラの精神疾患の表現 - 医療・社会・文化 2015年度第三回研究会

医療・文化・社会研究会の第三回研究会のお知らせです


2015年度  第3回研究会

【日時】7月27日 (月)18:00~

【場所】 慶應大学三田キャンパス 東館6階G-Sec Lab

【タイトル】初期オペラにおける精神疾患の表現

【発表者】松本直美(ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジ)

【コメント】内海健東京芸術大学・精神科医)

【要旨】
オペラにおける「狂乱の場」は通常、ドニゼッティの《ランメルムーアのルチア》などがその典型例と考えられがちであるが、実際はオペラ創成期から 存在するトポスであった。本発表は初期オペラの台本、音楽の分析から「狂乱」がそこでどのような「典型的症状」をもって表現されているか、それは 精神疾患に対する当時の社会的文化的見解にどのように結びついているかを論じながら、「オペラにおける狂乱の場」の定義づけの問題点に迫るもので ある。また、ルチアの例をはじめとした「狂乱する登場人物=女性」という単純化された図式について注意を喚起する。

【発表者のご紹介】
京都市出身。愛知県立芸術大学音楽学部声楽専攻卒。トリニティ音楽大学大学院声楽科修了。同音大演奏家ディプロマ取得。声楽家として演奏活動後、 音楽学に転向、2000年ロンドン大学ゴールドスミス校音楽学部大学院修士課程歴史的音楽学科をディスティンクションを得て首席修了。2005 年、論文「The Operatic Mad Scene: its Origins and Early Development up to c.1700」に対して同大学より博士号授与。17世紀声楽曲、オペラの研究でこれまでにOverseas Research Scheme Award, British Federation of Women Graduates National Award, Gladys Krieble Delmas Foundation British Award受賞。国際的、学際的プロジェクトのコーディネーターとしても活動し、ダイワ日英基金賞(2012年)、JSPS在英研究者シンポジウム賞 (2013年)などを受賞。特に17、19世紀イタリアオペラについての研究を展開している。編著にStaging Verdi and Wagner (Turnout: Brepols, 2015)。共編著に『自然学:来るべき美学のために』(ナカニシヤ出版2013年)、Music and Heritage (2016年出版予定)。また国際バロック音楽学会をはじめ多数の国際学会で発表するほか『Estetica: studi e ricerchi』『音楽学』などに寄稿。現在、ロンドン大学ゴールドスミス校音楽学部講師、王立芸術協会フェロー、日本音楽学会、The Society for Seventeenth Century Music (USA)会員。

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なお、研究会の事務局の高林陽展先生からのご案内に多少補足してご連絡します。

 

このご連絡は、研究会のMLでも流れています。ML登録希望の方は、高林先生、または鈴木晃仁までご連絡ください。 TwitterやResearchmapでも案内しております。


https://twitter.com/medcultsoc
https://researchmap.jp/jowl9uxc1-1881972/#_1881972


追伸 引き続き、発表希望のご連絡をお待ちしております。医学、医療、身体、疾病などに関わるテーマを学際的な場で発表なさりたい方は、気軽に高 林先生までご連絡ください。また、身近に上記テーマの研究をなさっていらっしゃる方がいらっしゃいましたら、どうぞお声かけください。