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フィッツジェラルドと精神医療と文学・メモ

石塚さんが編集された短編集『病短編小説集』で、不眠に関するフィッツジェラルド(『華麗なるギャツビー』)の傑作を読んだあと、たまたま、エコノミストフィッツジェラルドの「新作」の記事を読んだので。

きちんと調べなければならないのだけれども、スコットとゼルダフィッツジェラルド夫妻は、モダニズムと精神病の一つの範例である。結婚して最初は文学的にも二人の関係の上でも好調だったけれども、すぐにスコットはアルコール依存症や不眠などさまざまな精神の不調と疾患に悩まされ、ゼルダは本物の精神疾患になり、フランスやスイスで世界一流の精神病医にかかり、サナトリウムに収容されたりする。しかし、ここから、この夫妻の文学などに関してもう一つの盛り上がりがある。精神疾患で病院に収容されている間に、ゼルダは自伝的な作品を書き、スコットもみずからの精神の不調を書き綴るようになる。このあたり、きちんと調べよう。 

そのようなスコットの「新作」が出た。ここで編集されているスコットの短編は、どれも未発表のものであるという。ちょうど、彼自身のアルコール依存症と、妻のゼルダ精神疾患が問題となっていた時期に書かれたものが多いとのこと。ぜひ、読んでおこう。この話が特に必要とされている学会での講演には間に合わないのだけれども、それでも読んでおこう。 

 

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