フランスでエクソシストがなぜ人気が出ているのか

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フランスでエクソシズムがなぜ流行しているのか。エコノミストの記事がちょっと面白かった。ここでは、exorcism という語が、カトリックの司祭が行うものと、そうでない人たちが行うものの双方に使っており、どう訳していいのか分からないので、そのままエクソシズムという語を使う。うまい訳し方があるのなら、教えてください。

カトリック教会は、現在でもエクソシズムという手法を持っている。精神疾患や身体の疾患でなく、悪魔に憑かれたときに用いる手段である。しかし、現在ではこのような現象は聖職者たちによっても非常にまれなことと考えられているので、ほとんど用いられていない。(具体的には、何年に一度とか、一年に何件とか、どのくらいなのでしょうか?)

しかし、それを或る程度まで模した、カリスマ性があるエクソシストが人気がある。ウェブや電話帳などで探すことができる。料金はわりと高めで、一つの仕事で€500くらいとることもある。忙しい時には、月に一万ユーロ以上かせぐという。テロがあった街でも人気があるし、アフリカから来た移民がエクソシストにお金を払って色々と問題を解決してもらうという。記事では、部屋を浄めるとか、愛情を元通りにするとかの仕事をしているという。カトリック教会のエクソシズムに較べると、レンジがかなり低い。

人気の一つの理由は、人々がエクソシズムを見てみたいということがあるという。私自身は自分では絶対に頼まないだろうし、人がエクソシズムを受けているのを見たいと思わないけれども、小さな問題であれば、エクソシズムを見たいという気持ちは分からないでもない。だって、エクソシストって、もともと映画でしか見たことがないんですよ(笑)