「医学生は医学教育をどう見ているか」

医学書院/週刊医学界新聞(第3248号 2017年11月13日)

 

週刊医学界新聞に掲載された「医学生は医学教育をどう見ているか」の記事より。2016年の12月に行われた全国70医学部の学生4129人から得たアンケート。

「目指す医師・医学者像を考える機会を十分に得られているか」という問いに対して、「不十分」「やや不十分」が43% である。

「今の医学教育により、自身が目指す医師・医学者像に近づけると思うか」という問いに対して「まったく近づけない」「近づけない」が41%である。

「新専門医制度の議論に学生の声をもっと反映させることが必要か」という問いに対して、45%が「必要だと思う」と答えている。

 

目指す医師・医学者像というのを知りたいが、それはいい。不満の声が4割を超えているという数字の読み方はよく分からないが、医学生の意向と医学教育の在り方に問題が多いということは事実だろう。医療も、近年の技術発展と制度改革に、医師や学生が疲れているのだろうか。