がん生存率の国際比較

医学書院/週刊医学界新聞(第3269号 2018年04月16日)

『週刊医学界新聞』3269号の記事より。2018年の3月に Lancet に発表されたCONCORD-3という大規模な国際比較のがん患者生存調査に関して。がん患者の生存率に関しては、1950年代のノルウェーの調査、1970年代のアメリカの調査があるが、国際比較が可能になったのは1980年代のEUの調査であり、これが CONCORD である。2008年に発表された、190万症例を用いたもの。イギリスのがん生存率が他の国と比べて非常に低いので、1990年代の首相のトニー・ブレアが熱心に進めたとのこと。このCONCORDが、第3回にあたる CONCORD-3 となって発表された。
 
私は20世紀の後半はよく知らない歴史学者であるし、最近のがんのデータを見たことがないこともあって、表がよくわからない。雑然とした印象では、日本のパフォーマンスは国際的に言って優れており、他の国よりいいものが多い。一方イギリスとアメリカについては、悪いものが多い。
 
画像はこの記事からいただいた。もとは Lancet に掲載されているものを少し変化させたとのこと。
 

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