日本製の『赤毛のアン』?

カナダの東側に、プリンス・エドワード・アイランドという島がある。人口は14万人くらい。その大学には医学史の研究者がおり、歴代にわたって精神医療の歴史の研究者になっている。先日、彼とドイツの研究者二人とワークショップに関して話す機会があった。その時に、『赤毛のアン』が話題になり、どうでもいいことをメモ。
 
彼はAnne of Green Gables という作品を知らず、日本人が『赤毛のアン』という作品を書いたと思っていた。人口14万人の島に、年間100万人を超える日本の観光客がやってきて結婚式をしたりすることも、日本人が作り出したと思っていた。数字が本当かどうかは私は知らない。そこに同席したのはドイツ人二人で、お住まいはドイツとイギリスだが、どちらも『赤毛のアン』も Anne of Green Gables も知らなかった。
 
これは何の問題があるのかよく分からない。実のことを言うと、私自身も『赤毛のアン』も Anne of Green Gables もよく知らないし読んだことがない。ついでに言っておくと『若草物語』と『あしながおじさん』はかなり好きな作品である。