日本葬制史と死亡場所

f:id:akihitosuzuki:20180711182432p:plain

勝田至編『日本葬制史』(2012) を眺めて、色々と面白い記録をメモ。中江兆民が1901年にガンで没したときに、無神無霊を唱え宗教色を薄くし、火葬を行い、医学発展のために解剖させたという。火葬は1925年には43.2%は火葬であった。しかし、法定伝染病で死んだものの死体を火葬することをさだめた伝染病予防法があり、火葬がある種のネガティヴなイメージを持ったとのこと。

もう一つ人口動態から死亡場所を組み込んでいるデータがあったので、私もネットでデータをみつけてエクセル表をつくっておいた。病院での死亡の増加と自宅での死亡の減少がとってもよくわかる(笑)