琺瑯(ほうろう)のストッカーを買いました

野田琺瑯株式会社

 

野田琺瑯という会社があり、昭和9年に創業した琺瑯の生産を中心とする企業である。琺瑯は「ほうろう」と読む。「ほうろう」は英語では enamel というが、その歴史は非常に古く、エジプトなどに起源を発し、ツタンカーメン王のマスクにもほうろうの技術が用いられている。これは金細工工芸に類似したもので、そのまま世界中に拡散していったという。中国や韓国や日本においては、正倉院の宝物など、七宝の形であり、ぜいたくな工芸であった。それが18世紀から19世紀になると、イギリスやドイツで非常に実務的な鉄製のほうろうが作られるようになった。ドイツやフランスでは Email というそうである。日本でも19世紀中葉から生産がはじまった。20世紀の前半には質の管理が難しかったが、後半には優れた工業的で信頼できる産品になったとのこと。

「ほうろう」という言葉の語源などはよくわかっていないとのこと。ビザンチン帝国という意味の中国語であるなどの面白い説もあるとのこと。

今回、コーンフレークスなどのシリアルを入れておく容器がもう一つ必要になったので、1.5リットル入りの持ち手つきストッカーを買った。2200円よりだいぶ安い価格で買えます。その安心感が、やはりとてもいいですよ。

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