第一次大戦期の精神病院における壊滅的な死亡率ーベルギー編

historypsychiatry.com

 

第一次大戦期の精神病院。イギリスの精神病院では、戦争神経症を確定的に発見して、現代の男性と現代生活のストレスの関係を読み解いた重要な貢献をしました。それと同時に、ドイツでは、異様に高い死亡率が記録され、栄養や生活状態などが非常に低下した組織でもあります。この二つの関係は、日本のアジア・太平洋戦争でも起きた現象です。ことに1944年から45年にかけては、半数以上の患者が病院で死亡するという異様な現象が起きていました。

ベルギーにおいても、第一次大戦期に異様に高い死亡率という現象が起きているとのこと。優れた論文集です。フランス語という言語ですが、きっと表とグラフとだいたい分かるタームでの議論なので(笑)、私も読んでみます。表紙のイラストは高齢者が多いという現象を示しているのかもしれませんね。もしそうだとしたら、日本の現象とは違います。