ベルギーのアフリカ博物館のこと

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エコノミストエスプレッソの土曜日は文化系の記事で、正直に言うと、それらを読むのが一番楽しい曜日である。今日のトップ記事は、ベルギーのテルヴューレン (Tervuren) にある、王立中央アフリカ博物館がリオープンしたとのこと。テルヴューレンという街は、人口が2万人程度の規模だが、EUなどの中心のブリュッセルにごく近く、国際的な街らしい。そして何と言っても名所はこの王立中央アフリカ博物館で、建築も美しいし、内容も素晴らしい。ウェブサイトの英語版に行き、収蔵品の写真などを観て、色々な意味で、もう完全にやられてしまった(笑)諸民族の仮面や彫刻や楽器などは非常に美しいし、奴隷を拘束する手錠のような拘束具は露骨な権威と暴力が現れているし、伝道師が持ち歩いた西洋式の救急箱には鋭いコメントが入っていたし、アフリカの伝統的な薬品を入れる籠のようなものはとても興味が湧く。ベルギーで仕事をする機会があったら、必ず空き時間を作り出してこの博物館に行こう。