二十四節気の夏至

夏至立夏立秋のちょうど中間点。夏の真ん中にあたる。北半球ではこの日に昼が一番長く、夜が一番短い。太陽は最も高く昇り、したがって物の影は最も短い。冬至から夏至までは一年の前半、夏至から冬至までは後半である。陰陽説では、これまでが陽の期間、これからが陰の期間となる。
 
初候は鹿角解(しかのつのおつ)。鹿の角が落ちて新しい角が生えてくること。
 
次候は蟬始鳴(せみはじめてなく)。ここのセミがまた難しい問題である。日本で使われるセミの漢字かヒグラシの漢字かという問題、中国で使い分けられているかという問題、そして言語的に正しい漢字を選ぶと現実の自然に合うかどうかという問題である。そもそも、私が使った蝉の漢字が、正しくない。うううむ(涙)
 
末候は半夏生(はんげしょうず)。半夏という草が生えるころの意味。半夏というのが二つの植物があり、一つはドクダミ科の多年草で、夏になると葉の一部が白色に変化するはんげしょうという名の草。もう一つはハンゲと呼ばれるからすびしゃくというサトイモ科の多年草。夏に白い花をつける。塊茎はつわりの妙薬とされている。しかし、しかし、どちらも春に芽が出るから、現実には全く合わない。半夏生は混沌の海である(涙)