トートロジカルとトートゴリカルとアレゴリー

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これは数日前の OED 。語句は tautegorical.  この説明自体は分かったけれども、tautological とどう対比するのかがよく分からなかった。

まずアレゴリー・アレゴリカルとの対比。アレゴリーは実際に描かれていることが隠された意味をあらわしており、それが道徳か政治の問題であることを指す。それに対して、トーテゴリカルは、他の意味ではなく、それ自身を指している状況である。用例によると、エジプトの風景を見て、それ自身を指し示し、それ自身として非常に美しい光景であるときにトーテゴリカルに美しいという。これをめぐるコールリッジやシェリングのことも読んで楽しかった。

問題は、この単語と似ているトートロジー、トートロジカルとどう違うのかという話である。they arrived one after the other in succession.  は、「次々と」という同じ概念を二回続けている。これをトートロジカルだという。しかし、なぜトーテゴリカルといわないのかと聞かれると、うまく説明できない。論理と美学とか、意味とシンボルとか、そのような世界の話なのだろうか。