マシンと学ぶくずし字の実験授業!

私の同僚で江戸時代の国文学を研究しておられる津田真弓先生。機械(マシン)と

を通じて江戸時代のくずし字を学ぶ実験授業をされます。慶應の文書コレクションの中にAIを導入する方向の試みです。9月と10月の2回の土曜日に実験授業が行われます。30名で無料。ぜひお出でくださいませ!

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マシンと学ぶくずし字講座です!

どうでもいいことを書いておきます。実は私の狭い専門領域の一つに「麻疹」(ましん)があります。これがある社会に常在する感染症になるためには、どれだけの人口が必要かという古典的な問いがあります。その鍵は江戸時代の日本が握っていることは確かですが、くずし字が読めないため、この研究ができないのです(涙)この問題というか、問題が解けないことは、しばらく前に書いた論文に書いておきました。もし、麻疹の問題がマシンを使って解けるのならば、私の心の中でなにかが変わります。

 

“Measles and the Transformation of the Spatio-Temporal Structure of Modern Japan”, Economic History Review, 62(2009), 828-856.