ポリオ患者がアフリカでは3年間でゼロ!

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エコノミストからの記事。ポリオ患者は第二次世界大戦後までアメリカなどで継続していた。しかし、予防ワクチンが1950年代に開発されて急速に激減した。日本では戦前から流行が見られ、1960年には患者5,000人程度の大きな流行があったが、予防ワクチンを輸入してコントロールすることができるようになった。この予防ワクチンはアフリカにも広まって、過去3年間にアフリカでも一件も発見されないとのこと。おめでとうございます!現在では、パキスタンとイランでまだ残っているとのこと。
 

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世界のポリオ患者発生の地図
 
この時期にアフリカで接種したポリオワクチンが、 HIV/AIDS をアフリカ全土に広めたという激しい議論があった。 Edward Hooper の The River (2000) である。私はもちろんかなり熱心に読んで、もしかしたらそうかもしれないと思っていた。大惨事が引き起こされたのではないことが、自分の間違いを知ることと重なっていることは、ちょっとすがすがしい気持ちである。