「醒めた日本の子にはラテンの血が欲しい」

日本野鳥の会の季刊誌 Toriino.  2019年の秋号が刊行された。音楽と民族性について藤原新也が書いていたので喜んでメモをしておく。
 
藤原新也は自分の姪の子供で、日本人とスペイン人のハーフを撮影する写真を載せていた。
 
異なった血を身内に持ってはじめて、血というものの違いを知ることになる。日本の子はまず頭で考えて行動をする傾向にあるが、スペインの血の入った子は体と頭が同時進行的で、「動物的な」要素がある。この身体は音楽と相性がよく、自然に体が動きはじめ、思ってもみない体の動きをする。これをラテン気質と呼び、ラテン気質の人間は彼女がそこにいるだけで周りが明るくなる。日本の子供は、そういう意味では醒めた民族であり、周囲と調子を合わせ、出過ぎないように心がける頭先行のきらいのある日本の子供は、どこかでラテンの気質を学ぶ必要があると考える昨今である。
 
大好きな写真家ですが、でも日本がかなり強くなったのはラグビーですね(笑)