二十四節気の「霜降」

24節気の秋の部分の最後の節気が「霜降」。季秋9月の中気。太陽は横径210度。10月23日ぐらい。華北では大地が霜に覆われること。暖地の日本ではまだ霜は降らない。
 
初候は「豺乃祭獣」(さいすなわちじうをまつる)。豺は「山犬」の意味。「祭獣」は、雨水の節気の初候の「獺祭魚」(だつうををまつる)、処暑の初候の「鷹祭鳥」(たかとりをまつる)と同じく、動物たちの習性を人間の祭りの儀式になぞらえている。「山犬」という言葉には、非道さ、非情さ、悪人性などの意味もあるが、ここでは違う意味あいだろう。
 
次候は「草木黄落」(そうもくわうらく)。草木が紅葉して枯れるの意。末候は「蟄蟲咸附」(ちちうみなふす)。巣ごもりをする虫は完全に姿を見せなくなること。
 
少し参照しながら、節気の概念を表現してみた。分からないことはもちろんたくさんあるが、次第に分かり始めてきた。
 
節気名 季節 十二支   太陽のずれ
小寒 12月   285
大寒 12月   中気 300
立春 正月   315
雨水 正月   中気 330
啓蟄 2月   345
春分 2月   中気 0
清明 3月   15
穀雨 3月   中気 30
立夏 4月   45
小満 4月   中気 60
芒種 5月   75
夏至 5月   中気 90
小暑 6月   105
大暑 6月   中気 120
立秋 7月   135
処暑 7月   中気 150
白露 8月   165
秋分 8月   中気 180
寒露 9月   195
霜降 9月   中気 210
立冬 10月   225
小雪 10月   中気 240
大雪 11月   255
冬至 11月   中気 270