胃瘻とフィストゥーラとオトライノラリンゴロジー(笑)

医学史の研究者だと、医学、医療、看護、薬学などの専門用語に対して自分がとても弱いことを強く感じることが多い。一度調べたことでも、基本はテキストとせいぜい写真や画像の情報で、すぐ忘れてしまうことが多い。今日は胃瘻(いろう)と fistulaを忘れてしまっていた。ううむ。ちなみに fistula は後期中世のラテン語に由来し、pipe, flute, fistula と書いてあった。flute と一緒に覚えておくと覚えられているのかもしれない。 「瘻」も非常に難しい。ここでは「管」の意味で使われていて、それはOKだが、そのほかにもいろいろな意味があり、瘰癧(るいれき)とも関係あるのかもしれない。

オトライノラリンゴロジー は otorhinolaryngology は、oto-rhino-laryngology で、耳・鼻・咽喉と憶えればよい。中央の rhino がどうしても「サイ」になり、「つの」となって大混乱してしむけど(笑)