19世紀フランスの写真家による巨大な人骨コレクション

 

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Public Domain Review の今年度の特集を買った。その記事で、19世紀フランスの写真家として著名な フェリクス・ナダル (Gaspard-Félix Tournachon, 1820 – 1910)が、パリの人骨を写真におさめていたという記事を読む。
 
パリの墓場については、12世紀に始まり、18世紀には悪臭が問題になり、その人骨を19世紀に写真におさめるという経緯である。人骨を集めて並べてコレクションを作る。そこには個人がなくなって、人骨のコレクションになる。非常にインパクトがあり、これから大きな本も読んでみますが、大都市における死と死体の問題は、色々な倫理が重なる面白い現象ですね。