外国のホテルの部屋のインスタント・コーヒー

ヨーロッパのホテルに泊まると、そこに必ずあるのが、インスタント・コーヒーや紅茶のバッグである。そこで必ず飲むのが、インスタント・コーヒーにお砂糖を一杯、小さな容器のミルクを一杯入れてできる、白いインスタント・コーヒーである。いつもは飲まないが、出張で泊まる外国のホテルだと必ず飲む。
 
このコーヒーは、私が小学生の時に父親が飲んだコーヒー、あるいは私たちが一緒に飲んだコーヒーだった。あの頃は、家ではまだインスタント・コーヒーを飲む時代だった。お砂糖を入れたり、クリープなどの乳製品などを入れたりして、それを飲みながら父親と話をする時間は楽しかった。平日の夜に一緒に飲んだり、週末には父親が庭や畑で彼が幸せになる仕事をして、その合間にコーヒーを所望する。そうすると、本を読んでいた私が、ヤカンでお湯を沸かして白いインスタント・コーヒーを入れたりしていた。