アルコールと日本語の速度

今週のエコノミストエスプレッソは年末版。今年の記事から面白いものを選んだもので、いずれもとても面白い。記者の方もゆっくりしてくださいませ。今日は薬物と日本語の速度が面白かった。
 
薬物の被害について、現在の状態がどの国家でも矛盾していることは確かである。一番の問題がアルコール飲料で、飲み過ぎると、自分にも他人にもろくなことがない。それを他の薬物と較べたときにどうなっているか、そして摂取した本人への被害と、周囲の人々が受ける被害の双方を足し合わせると、お酒が一番よくないという結果が出てくるとのこと。とりあえずデータを取っておいた。
 
もう一つの驚いた情報が、話すスピードのこと。話すスピードに関して、音節を発する速さと情報を発する速さを較べてみた。音節の速度が世界で一番速いのは日本語であり、後者は一位はフランス語であり、日本語は結構遅いほうに入るとのこと。日本語の音節の速さとか私は測定したことがないけれども、世界で一番早く話し、情報を伝える速度は遅いって、本当なのだろうか。
 

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緑系が摂取者の被害、赤系が周囲の人々への被害

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言語の速度表。上が音節(シラブル)ごとの速さ、下は情報の速さ。