誤飲と誤嚥の区別

 

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今日のもう一つのハイライトは「誤嚥」と「誤飲」(あるいは「誤食」)の違いである。これに関しては『病院の言葉を分かりやすくする』という提案でも掲載されている。それが非常に分かりやすい。「誤飲」「誤食」は間違ったものを食べたり飲んだりしてしまうこと。子供が十円玉を飲み込んだりするのが典型。「誤嚥」は、どこから入れるかの問題で、食道でなく気管に入って苦しむということ。食べ物は正しくても「誤嚥」することは完全にありえる。

面白いことに、英語だとどちらも aspirate, aspiration が当てられている。この英単語に、食物・飲み物なのか、あるいは食道か気管がというような区別があるのかどうか、私には分からない。