「ウッドチャックの日」と「立春」

今年の立春は2月4日。二十四節気の最初の節気である。外国では、2月2日が Groundhog Day で、「ウッドチャックの日」の意味。もともとは古代・中世のドイツに起源があり、近代にカナダや合衆国に移住したドイツ系の移民の儀式。簡単にいうと、ウッドチャックが穴から出てくるのを観察し、そのまま外界で生活するならば春が始まり、寒さにまた穴に返るならまだ冬であるという儀式である。現在ではペンシルヴァニアのパンクストーニー Punxsutawney という小さな街で phil と呼ばれるウッドチャックを見る行事が大きなイベントであるとのこと。しかし、当たり前だが、その春か冬かの予言が非常に不正確で、困っているとのこと。
 
二十四節気に関して、正直言って不明なものは非常に多い。立春は「東風解凍」(とうふうこほりをとく)「蟄蟲始振」(ちっちゅうはじめてうごく)「魚上氷」(うおこおりをのぼる)とある。この魚が氷の割れ目から顔を出す末候と、ウッドチャックの日は、確かに少し似ている。少しですが(笑)