視力検査の国際比較について

今日の医療英会話では「視力」という項目があり、アメリカ・イギリスと日本の根本的な違いを説明していた。日本の視力検査は0.1 から2.0 までの指標で測定する。かつては両眼ともに2.0 だったのが、右0.3, 左0.5 くらいになっているという。それを決めるときの検査をするが、その時に使われる C という形を回したものをランドルト環という。これはほぼ純粋に視力検査だけで出てくる。
 
それに対して、他の先進国では、別の方法で視力を検査している。ウィキペディアによると以下のように説明されている。
 
アメリカやイギリスを含むヨーロッパ圏の国々などの場合は、『20/20』『6/6』のように分数で表す。分子が検査距離(20フィートもしくは6メートル)を表し、分母が『被験者がようやく弁別できる視標を、健常者(視力1.0の人)がどこまで下がって弁別できるかという距離』を表す。たとえば『20/40』の場合はこの被験者が20フィートでようやく見える視標を健常者は40フィートの距離から見える、という意味である。ただし簡単に言えば分数をそのまま小数に置き換えれば、小数視力の表記と一致する。すなわち、『20/40』は『0.5』に相当し、『6/60』は『0.1』に相当する。」
 
もちろんこの説明はわかりやすい。しかし、もちろん疑問がわくことは言うまでもない。0.5 を表現するのに、10/20でもいいし、 20/40でもいい。 30/60, 40/80 などなどでも OK である。 同じじゃないかと言われると、かなり違う。健常者の20フィートの視力なのか、それとも80フィートの視力なのかは、かなり違う。いい本をさがして読んでみよう。