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戦間・戦後の精神病をめぐる創作2点

森三千代『森三千代鈔』(東京:濤書房、1977) 森三千代は詩人の金子光晴の妻で、自身も詩や小説などを発表してきた。「天狗」という短編は1946年10月に「文明」に発表された作品で、1944年に東京で没した作家の辻潤の晩年に取材している。辻潤は「岡老人」…