Entries from 2018-09-01 to 1 month

新しい学術論文の体制へ

www.timeshighereducation.com 教員として、院生やポスドクに対して、単著を著名な出版社から出し、学術論文を一流誌に書くことを勧めている。医学史はグローバルな学問性が増加するべきだから、英語の一流誌が多く、だから英語の医学史の国際的な一流学術誌…

ブラジル国立博物館の人類学関連の書籍などの全焼と寄付に関して

ブラジル国立博物館に火災があり、コレクションによっては附属の図書館などは全焼しました。1818年に設立された施設であり、ラテンアメリカの自然博物館と人類学の研究のうえでもっとも重要な施設であるとのこと。ことに人類学研究の資源に関して、なんらか…

国際ワークショップ 精神医療の「過去」と「現在」を展示する

igakushitosyakai.jp 9月17日に慶應日吉にてワークショップと展覧会を行います。<医学史博物館と美術ギャラリーの社会的役割をめぐって>という副題を持ち、精神医療を一つの主題として、医学史の博物館と美術ギャラリーがどのような役割を果たすのかという…

不思議なモノの発見(笑)

上高地に夏の旅行に行ってきました。関西が台風の大きな被害を受けた時間帯に上高地も激しく雨がふり、一日中ずっと部屋にいました。月曜日には明神池まで歩いていき、鳥などの声を聞いていました。いつものことですが、ゴジュウカラやコサメビタキ などが美…

推薦状という概念

推薦状という日本では難しい概念がある。私はイギリスで数年間は推薦状を書かれる学生の方で、日本で先生になってからは、推薦状を書く方にゆるやかに移行した。推薦状の概念はかなり難しく、経験しないと分からない部分がとても大きい。どのような状況で書…

2019年度 歴史学1と歴史学2について

日本は幼稚園から大学まで<年度>という概念がかなり強い。そのため、4月入学ー3月卒業というパターンで色々なことを考える。一般教養の歴史学だと、そこに授業の時系列をはめ込む。4月に古代ギリシアで始めて中世ー近世と流れ、9月末に近代で始めて両世界…

日本・イギリス・アメリカにおける公衆衛生問題としての<孤独>とその対処法について

www.economist.com エコノミストの記事が、深い問題をついた非常に面白いものである。話としては孤独と新しい公衆衛生の話である。孤独 loneliness が、その個人がただ寂しいだけではなく、公衆衛生の問題であり、それを新しいサービスの発展や、新しい技術…