Entries from 2020-07-01 to 1 month

Covid-19 とコウモリの研究

www.economist.com エコノミストの記事より。現在の段階では パンデミックを引き起こしているコロナウィルスであるSARS-Covid-2にとても似ているものはコウモリの身体にあること。その特定の種類のコウモリは中国本土というよりも東南アジアに数多く住んでい…

永井荷風『ふらんす物語』と「ヒステリー式の大丸髷」

『ふらんす物語』という美しい紀行文がある。永井荷風がパリに10か月ほど滞在したあとの出版した文章である。私はフランスに行ったことがほとんどなく、数年前にパリに一週間いただけだが、やはり素晴らしい街だなあと心の底から感銘を受けている。フランス…

医療英会話206

医療英会話キーワード辞典。一日3ページずつ音読。pp.647-649. 「ベジタリアン」から「ヘルスケア」まで。 ヴェジタリアン vegetarian ベスト I will do the best I can. I would like you to be in the best condition for the surgery. This treatment is …

1918年のカリフォルニアの一大マスクキャンペーン

www.theguardian.com アメリカの歴史雑誌の History のメールで1918年のスペイン風邪に対するキャンペーン。カリフォルニアではマスクキャンペーンなどがあったのですね。

人口増加が鈍くなっているとのこと

www.economist.com エコノミストの新しい記事。世界の人口増加のペースが鈍ってきているとのこと。これまでは2100年を超えた時点で110億になり、それがピークだろうと言われてきた。出生率の減少などを考えると、ピークはそれよりもかなり早く、2060年代でお…

新国立劇場で『イヌビトー犬人』の公演!

www.nntt.jac.go.jp Covid-19の流行と共鳴した芸術の世界に触れるチャンスがいくつかあり、その一つとして、演劇の新作である『イヌビト』が公演される。主題は、医学史研究者としては狂犬病である(笑) 専門ではないけれども、狂犬病という主題は歴史も古…

ミュンヘンにおけるcovid-19 の調査

www.newyorker.com もうひとつ、今度は New Yorker の記事から。2020年の3月からミュンヘンで行われている検査で、covid-19 の感染がどのように広がるかというリアルタイムの調査である。上海からビジネスの関連でミュンヘンにフライトした人物から広まった…

スラブとスロヴァキアとスロヴェニア

今日の Bing の風景・観光写真はスロヴェニアの山岳の自然公園写真。とても美しいので説明を読んだ。そこで「イタリアとスロヴェニアの国境」という言い方をしていて、いつものことだが、全く分からなくなった。私は「スロヴェニア」というと「スロヴァキア…

医療英会話205

医療英会話キーワード辞典。少し忙しかったのですが、再開できました。一日3ページずつ音読。pp.644-646. 「ヘア」から「へこみ」まで。 ヘア hair, public hair 平易な plain, simple, easy speak plainly, in pain language 平均 average, typical, mean H…

インドのマリッジ・コンサルタント

www.netflix.com マリッジ・コンサルタントの正解! 土曜日のエスプレッソ。今週は強烈に面白い。深海魚が持つ色である「黒」の話、Norman Ohler という小説家・ジャーナリストがいて、私も読んでとても楽しかった Blitzed! というナチスの中枢における薬物…

リンダ・ロンシュタットとモハメッドのラディオ

今晩のお風呂に入って、カーラ・ブルーニのCDを掛けていた時に、45年くらい前によく聞いていた音楽が蘇って、それを歌っていた歌手の名前も調べて分かり、中学生時代の音楽の世界の大切な部分が帰ってきたのでメモ。 お風呂でぼうっとしている時に、歌詞の中…

世界の国家・都市別の covid-19 の死者数のデータ処理

www.economist.com エコノミストからもうひとつ非常に面白いデータ。covid-19 のインパクトを国際比較したという記事である。いくつかの大切なポイントがあり、一番重要なのは、死者数に集中していることである。具体的には、必ず記録される死者数と、その中…

新型ウィルスとエアーコンディショナーについて

https://www.qut.edu.au/news?id=165868 エアーコンディショナーの効果 covid-19 についての原稿を書いていて、自分がこれまであまりよく知らなかった食肉工場を取り上げている。現在の食肉工場が患者のクラスターが大量発生した理由の一つが、冷たい環境を…

英語の訛り

Kramer, Peter D. Moments of Engagement : Intimate Psychotherapy in a Technological Age. 1st ed edition, Norton, 1989. プロザックについての書物が非常に著名であるクラマー先生がもう一冊本を書いていて、そこで ego をアメリカ英語とイギリス英語で…

アイスランドのクジラ博物館、ペニス博物館、そしてナプキン・コレクション

www.atlasobscura.com Atlas Obscula という楽しいサイトがある。世界の妙な観光地や土産物の案内のコレクション。今回の訪問は、新型ウィルスに対抗する日本のキャラの「アマビエ」を確認する仕事だったが、入口でアイスランドの博物館の紹介があった。私は…

ジョン・クレアと迷信と狂気

エコノミスト・エスプレッソには、毎回、メールの最後に「今日の名言」のコーナーがある。毎日読んで、いい名言はセーブすることにしている。今日の名言はJohn Clare (1793-1864) 19世紀イギリスで著明な詩人が残した一言である。 “Superstition lives longe…

医療英会話204

医療英会話キーワード辞典。一日3ページずつ音読。pp.641-643. 「糞線虫症」から「分裂」まで。 糞線虫症strongloidiasis 分担share, divide workshare the housework choresdivide childcare duties 粉乳powdered milk, dried milk 糞尿faeces and urine, u…

医療英会話203

医療英会話キーワード辞典。一日3ページずつ音読。pp.638-640. 「プリン」から「分析」まで。 プリン purine body, purine metabolism 振る Please shake the bottle well before use. Does you child wave bye-bye? 震える shake, tremble, quiver, shiver,…

医療英会話202

医療英会話キーワード辞典。一日3ページずつ音読。pp.635-637. 「腐敗」から「不良」まで。 腐敗 putrefaction, decay 腐敗臭 putrid stench, putrid smell, foul-smelling 部分 part, portion, division, section, site, region a larger part of the body …

医療英会話201

医療英会話キーワード辞典。久しぶりに帰ってきました。と思ったら、実は5月24日にメモした部分でした(涙)とにかく、再び、ここを始めます。一日3ページずつ音読。pp.632-634. 「普段」から「不能」まで。 普段usual, normal, everyday, dailyWhat do you …

医療英会話201

医療英会話キーワード辞典。久しぶりに帰ってきました。と思ったら、実は5月24日にメモした部分でした(涙)とにかく、再び、ここを始めます。一日3ページずつ音読。pp.632-634. 「普段」から「不能」まで。 普段usual, normal, everyday, dailyWhat do you …

医療英会話201

医療英会話キーワード辞典。久しぶりに帰ってきました。と思ったら、実は5月24日にメモした部分でした(涙)とにかく、再び、ここを始めます。一日3ページずつ音読。pp.632-634. 「普段」から「不能」まで。 普段usual, normal, everyday, dailyWhat do you …

1930年代の上海について

土曜日のエスプレッソ。今週もまた面白かった。アフリカの芸術作品を返還するという問題、チェチュニアにおけるゲイへの激しい嫌悪と差別の問題などの真面目な問題と並んで、20世紀前半の上海の文化都市としてのありさまを描いた書物が二つ紹介されていた。…

映画『エジソンズ・ゲーム』を観てきました!

edisons-game.jp 映画『エジソンズ・ゲーム』を観てきました。実佳と並んで、というか、一席あけてみてきました。原題は The Current War で、direct current を支持するエジソンと alternate current を支持したウェスティングハウス(初めて聞いた人物でし…

2億から6億の covid-19 の患者

www.economist.com エコノミストの巻頭言。Covid-19についての面白い理論である。このパンデミックがどのくらい継続するのかという話である。現在の多くの国家で起きているのは第二波ではなくて第一波であろう、記録患者が一人いることは12人の感染者がいる…

Corvid-19 によるイングランドの被害の多さと日本の被害の少なさ

www.bbc.com www.bbc.com Corvid-19による死者数を国際比較する問題について、一つ確実な考え方とデータが出てきたので報告。 私や多くの学者は、これだけの短期間でのcovid-19での国際比較は難しいと思っていて、ここにはあまり踏み込まなかった。<記録さ…

1980年代からの中国原産のウサギ熱のパンデミー

www.newyorker.com New Yorker で非常に楽しく深さを持っている記事。タイトルはRabbit Fever (ウサギ熱)著者は Susan Orlean で、数年前に The Library Book という図書館の歴史を描くとても面白い本を出し、翻訳もされたが、私はまだ読んでいない。 彼女…