精神科作業療法の歴史

必要があって、精神科作業療法の歴史が書いてある作業療法の概説書を読む。文献は、富岡詔子編『作業治療学2 精神障害』(東京:協同医書出版、1999)

作業療法士が書いた概説書の中の短い歴史の記述である。業界内部の人間が書いた歴史に特徴的な長所も短所もあるけれども、編者の富岡は歴史についてまとまったリサーチをしたことがあって、本書の記述も簡潔だけれども非常に役立つ。特にすぐれものが巻末に付された年表であって、事件、人名、病院名、著作のタイトルだけでなく、その著作から重要な部分が引用されているという工夫がほどこしてあって、その年表だけ見てまとめれば、作業療法の歴史の概要を知ることができる。引用の選択も難しいと思うけれども、ツボの部分が引用してあって、とてもいい。いつでも参照することができるように、この数ページの年表はコピーしてPDFにしておいた。