金森修『<生政治>の哲学』合評会のお知らせ

医学史研究会(合評会)のお知らせ

久しぶりの医学史研究会の開催です。

6月30日の18時30分から、慶應義塾大学・三田キャンパス・大学院棟324教室にて、新刊合評会が行われます。

対象書籍は、金森修『<生政治>の哲学』(ミネルヴァ書房、2010)です。

金森先生は、改めてご紹介の必要はない研究者で、科学論・医学史・バイオエシックスの領域で最も重要な研究者の一人ですが、今回の書籍は、「死なせて、生きるに任せる」から「生かして、死へと廃棄する」権力へ―一九七〇年代、フーコーによってあらためて世に問われた新しい権力・政治の形態、“生政治”。昨今、思想界を賑わせている“生政治”や“生権力”概念とはいかなるものか。フーコーアレント、ネグリ、アガンベンらの検討を経て、これら概念の変遷と、現代における浸潤の意味、さらにその思想的・社会的な根拠を論じる。」のように紹介されています。

ディスカッションの口火を切る評者は鈴木晃仁が務めさせていただきます。金森先生もいらしてくださいますので、活発で濃密な議論になると思います。

皆さまの積極的なご参加をお待ちしております。