闘病記研究会

闘病記研究会シンポジウム

闘病記の医学教育への活用

「患者主体の医療」が問われる今日、患者の語りが医学教育に活用され始めています。
闘病記や映像ツールを使った授業は、どのような形態で行われ、どのような学生の反応
があるのでしょうか。患者を全人的な視点で捉える意義を、実践例を通して考えます。

開催日時:2011年2月5日(土)10:00~17:00 (開場は9:30から)
会場:航空会館201会議室 (東京都港区新橋1丁目18番1号)http://www.kokukaikan.com/
交通:JR新橋駅徒歩5分/都営三田線 内幸町駅A2出口1分
参加費:無料  ※定員:80名(満席の場合は入場できない場合がございます。)
主催:厚生労働科学研究費:『国民のがん情報不足感の解消に向けた「患者視点情報」のデータ
ベース構築とその活用・影響に関する研究』研究班(主任研究者:中山健夫)
事務局:健康情報棚プロジェクト(闘病記研究会シンポジウム実行委員会)
参加申込方法:Eメールにて実行委員会事務局まで(E-mail:tana-project@hotmail.co.jp)
参加申込締切:2011年2月2日(水)  

プログラム(予定)   ※都合により講演者・演題・順序が変更する時があります。
【第1部】闘病記の活用 10:00~12:00
①「図書館・病院における闘病記提供の一提言」石井保志氏(健康情報棚プロジェクト代表)
②「看護大学が実践している市民向け健康情報サービススポットにおける闘病記文庫の活用」
石川道子氏(元聖路加看護大学健康ナビスポット:るかなび コーディネータ)
③「闘病記を使った薬学導入教育の試み」土屋明美氏(東京薬科大学薬学部教授)
④「現場ナースとの闘病記読もう会」和田恵美子氏(元大阪府立大学看護学部講師)
【第2部】基調講演 13:00~14:10
「働き盛りのがん -がん六回 人生全快-」
関原健夫氏(財団法人日本対がん協会常務理事)
【第3部】「医学教育に生かす患者の語り」14:20~15:50
①「映像で見る語りの効果~DIPExデータの教育的活用」
佐藤(佐久間)りか氏(NPO法人 健康と病いの語りディペックス・ジャパン 事務局長)
②「闘病記文庫設置3年を迎えて」鈴木孝明氏(奈良県立医科大学附属図書館)
③「つらいから病気:生活者中心のケアに向けて」
星野晋氏(山口大学大学院医学系研究科医療環境学分野 講師)
④「医療人間学のトリニティー 哲学・史学・文学統合教育の実践」
藤尾均氏(旭川医科大学医学部教授・同図書館長)
【第4部】全体シンポジウム「医療系教養教育と患者の語り」16:00~16:40
    パネラー:土屋明美氏,佐藤(佐久間)りか氏、鈴木孝明氏、星野晋氏、藤尾均氏
  17:00閉会予定

Q.闘病記研究会とは? 
A.立場や分野を超えて闘病記の意義や活用等をオープンに語る研究会。会員制をとらず、闘病記を
取り巻く様々や闘病記に関心を持つ人が一同に集い、闘病記の魅力や可能性を話し合う場。
第1回は2009年1月10日(土)に東京の航空会館(新橋)で開催。70名が参加した。