ノルウェイの児童精神医学

Ludvigsen, Kari and Asmud Arup Seip, “The Establishing of Norweigian Child Psychiatry: Ideas, Pioneers and Institution”, History of Psychiatry, 20(2009), 5-26.
ノルウェイの児童精神医学の発展。1920年代には、アメリカ・イギリスから輸入された精神衛生と児童指導の影響で、児童の精神の問題、社会的な問題を予防することが注目される。1930年代にはIQテストも行われ、問題があるとされた子供を分離することが始まる。1947年には子供の精神障害を専門とするクリニックができる。同時期から、精神分析の影響のもと、隔離的な教育に反対する流れも現れ、1960年代から徐々にインテグレーションをめざす教育に変わる。