皆吉淳平「医療と倫理」西原和久・油井清光編『現代人の社会学・入門―グローバル化時代の生活世界』(東京:有斐閣、2010)、203-221.
グローバル化時代の医療の社会学についての学生向けのコンパクトで優れた解説。歴史学者にとっては、要点のリストだけでヒントになる. 他の章もコンパクトで優れた教科書。隣接した分野については、こういった初心者向けの教科書が手元にあると便利である。
病気のグローバル化
生物医学というグローバルな医学
医師という専門職
病人役割
専門家支配の批判
バイオエシックス
医療における医療者の移動
患者の移動―メディカルツーリズム
移植ツーリズム
資源となる人体
グローバルに流通する医原病
「夢の実現」という神話
エンハンスメント
まとめ