VR (ヴァーチャル・レアリティ)の医療的な利用

麻酔に関する面白い記事。現代の医療には、さまざまな場面で麻酔が必要になる。面白いことに、そこには地域差がある。きちんとしたデータを持っていないが、日本での麻酔の利用は、欧米諸国のそれよりも程度が低いのだろうと私は思っている。ことに麻酔が用いられているのがアメリカで、化学的に合成される阿片様の物質(opioid) の80%はアメリカで消費されている。そのアメリカで、VR (Virtual reality)を用いて、麻酔や心理作用を医療に利用できないかという動きが広がっているという。

この記事は、VR の医療的な利用を試みている医療の最前線の話。メキシコの医師が、自分の息子が小さい時にスパイダーマンのゲームにはまって、無我無風になったのをを観察して、この心理的な集中を医療に用いることができないかという試みを始めたことを素材にしている。とても面白い。

https://mosaicscience.com/extra/how-vr-changing-science-and-medicine?utm_campaign=748655_Mosaic%204%20May%202017&utm_medium=email&utm_source=dotmailer&dm_i=2PXJ,G1NZ,VB6VH,1NUFM,1