感染症かるたークイズ付きです!

感染症かるた』をアマゾンで買って、一人でしばらく絵を観たり札の字句を読んだりして、まず原理を理解しようとしていた。カルタを本気で作ったことなどないが、とてもよくできた作品だと思う。
 
過去と現在のさまざまな感染症に関する知識が、カルタの札の字句と絵札のイラストになっている。札の裏と表には違う字句が書いている。そして、どちらかの字句を読んで、その絵札を取る。表の字句は条件反射的に、最初の言葉を聞くとどの絵札を探せばいいかわかる。裏の字句は、そこからしばらく考えないと、どの札を取ればいいのか分からない仕組みになっている。小さな子供がいる場合には札の表を読み、青年や上級者の場合には裏を読んで絵札を予想してとる遊びになる。
 
たとえば「あ」を例にとると、表の字句は「アフリカの 風土病だよ エボラ熱 都市に入って 飛行機に乗って」と書かれている。「あ」で始まっているから、「あ」と書いてある絵札を取ればいい。一方、裏の字句は「一類の もっとも危険な 出血熱 世界に飛び出す エボラ出血熱」である。絵札の端に「エボラ出血熱」と書いてあるからそれを探してもいいし、エボラ出血熱がコウモリによって媒介されることを知っている人は、コウモリが描かれている絵札をとればよい。結構難しく作ってあって、やってみるとおそらく面白い仕掛けになっていると思う。
 

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そこで懐かしの企画、皆さまにクイズです! 絵札を4枚提示します。「う」には野口英世のイラストが描いてあり、アイテムは黄熱病。「さ」には井戸と死神が描いてあり、アイテムはコレラ。「ゆ」はネズミとマスクが描いてあり、アイテムはペスト。そして「る」は江戸の美人画でアイテムは梅毒。なぜその字句が選ばれているのか、説明してくださいませ。どれも難問だと思いますが、「う」がいちばんやさしく、「ゆ」と「る」が難問。「さ」は、なぜ井戸と死神かはわかると思いますが、なぜ「さ」なのかというのは、ふざけたつなぎになっています。