予防接種とヒステリーの事例8件

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アメリカのCDCの研究者たちが軸になって書いた面白い論文。予防接種に対するネガティヴな対応が不安を軸にして出てきた事例がどのくらいあるのかというもの。さまざまな医学系論文のデータベースを検索して、予防接種とヒステリーと呼ばれていたものが繋ぎ合わされた事例を探したもの。1992年のイランから2010年のアメリカまで合計8件があり、破傷風ジフテリア、インフルエンザ、そしてヒトパピローマウィルス(HPV)も含まれている。やはり学校が多く、女子によくみられることは事実である。この現象は、予防接種の政策にとってネガティヴにはたらく。予防接種への信頼が低下し、接種率もさがる。これをどのようにようにクリニカルにマネジメントをして、きちんとした政策を確立しなければならないという。

 

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